寄り道

渋川・伊香保ICを降りてから山道を走って伊香保温泉郷へ。山から市街地を上から下へと下水道のようなところを流れていく温泉は圧巻だった。街の水路のいたるところに、赤褐色の温泉の成分がこびりついていて、いかにも温泉街という情緒を醸し出していた。街の中心部の石畳の階段を上りきり、10分ほど山の小道を歩いたところの露天風呂に入ることになった。山の小道には廃屋だか廃旅館だかがいくつもあって、なんだかぞくっとするものがあった。山間部を流れる川の川底には、やっぱり赤褐色の成分が沈殿していた。露天風呂に着くとなぜか刺青をつけた田舎のDQNっぽい二人組みが居た。DQNもこんな辺鄙な温泉につかるぐらいだから、温泉が良いところであるというのは国民の総意であると言って間違いないと思う。