続・本

熊谷正寿・「20代で始める夢設計図」を昨日いや、
一昨日買ってきた。そんな一昨日の話から。


駅前の本屋の2階に上がり、学問書のコーナーへ。
自然科学・社会科学・人文科学と幅広く取り揃えてるが、
とりあえず社会科学の棚の周りをうろうろしながら本を物色する。
法学の棚には六法や判例、司法試験対策の本がずらり。
政治・経済といえば、日本・アメリカ・中国といった国家について論じた本が並ぶ。
経営・会計ならMBAから簿記までそれ系の本がならぶ。
対就職試験対策の本もたくさん置いてあった。
面接の仕方や、一般常識の本、業界勢力図や、
特定の職種別に「○○になるには」という本もたくさんあった。


そんな中でも一際目立っていたのはいわゆる「ビジネス書」だろうか。
ホリエモン効果もあってか、世は空前の起業・株式ブームだ。
「社長になる」とか「株で年収3000万」とかそんな金儲けのための本がずらり。
これだけ金・金・金だと、さすがに嫌悪感を感じずにはいられなかったw
そんな、拝金主義化した社会に対する風刺なのか、
そういった本の中にポツンと森永拓郎の「300万円で幸せに暮らす方法」とか、
ベンチャーに失敗して散々な目にあった人が書いたという、
「起業バカ」という本とか置いてあるのは奇妙だが面白い。
誰もが勝ち組になれるという甘い幻想に対する現実的な忠告は大いに結構だと思う。


そんでもって、「ビジネス書」で金儲けの次に多いと思われるのは、
「できる人になる」とか、いわゆる自己啓発系だろうか。
企業家とか資産家までとは行かないが、
社会人としてキャリアアップさせることが目的に書かれてたりするので、
まぁ大雑把に括れば、これも金儲けのための本なんだろうけど。
その中から何冊か立ち読みしてきて、面白そうだなぁって思ったのが上の本。


内容についてはめんどくさいから細かいことは書かないけど、
夢に対すること、仕事に対すること、勉強に関すること、
人脈・人間関係のこと、時間の使い方、情報の使い方、心構え…。
まぁ、どれをとっても人生を豊かにしようという人に対して、
大いにヒントになるようなことが書いてあった。
著者がベンチャー企業の社長なんで、まぁ話がとかく起業や経営の話に行きがちだが、
そこから万人の人生に転化して生かすことができると思う。


まぁ、まとめて言うなら、できる人は、
モチベーションと計画性、情報の使い方が人並みはずれてるなぁって気がします。