ふと

思うところあって中学校の卒業文集を眺めていたら、
こんな卒業作文を載せている人がいた。


「駄文」
つまらない学校、ありきたりの授業、非常に無駄な日々を過ごしてしまった。
高校生活はこのような事がないことを期待する。


こんだけ。。
良くこんなの掲載許可下ろしたなぁとは思うがw


書いたやつとは2年の時に同じクラスだったが、
別にほかの人と特別変わったような生活はしてなかった。
普通に部活に入り、授業に出席し、ある友達の輪に入っては遊んでいた。


要は所詮人一人の中学校の思い出なんてわざわざ書いて他人に見せるに、
値しない様なもんなんだってことをこいつは分かってたんだと思う。
どいつの作文見たって、やれ部活だやれ修学旅行に文化祭だって、
まぁ他人が読んだところで、正直どうってことないような内容ですわ。


まぁ、そんな僕が書いた将来の夢=「課長」


小学校の時はプロ野球選手とか書いてあったような気がします。
でも、ただの公立の中学校ですらレギュラー取れないやつが、
プロ野球選手とか余裕で無理だと思い知らされるわけですよ。
人の夢と書いて儚いとは良く言ったものですね。


現実にすり合せただけの夢なんて、本当の意味での夢ではないと思う。
単なる人生設計かなんかだと思いますよ。ええ。
まぁ僕は中学3年にして現実に淘汰されてしまったわけですよ。
高校の卒業文集やら卒業写真やらに「将来の夢」を書く欄が無かったのは、
高校3年というのは、9割9分の人間が、単なる社会の一構成員として、
現実に淘汰される頃合なのだからだと思います。
将来の夢の欄に、公務員とか、会社員とか主婦だとかって、
書き並べられた卒業文集とか作ってもどうしょうもないですからね。


まぁ、夢を遥か遠い昔に置き忘れて取り戻せなくなったとしても、
現実の中で拾える、ささいでくだらない幸せとか喜びとか、
そういうもんを大事にして行こうや。