朝食にパンを１本食べ、僕らはスキー場へと向かうことになった。さらに山道は深くなり、道の両側に雪の壁ができていた。山道を３０分ほど走って、ゲレンデのふもとの駐車場に入って車をとめると、ウェアを着込んだりして滑る準備へと取り掛かった。つづけ。

僕は起床したところで朝風呂にはいることにした。今日も露天風呂の外をのぞいてみると、昨日は奈落の底に見えた下の景色は、なんてことのない山里の景色だった。山の稜線の合間から覗く朝の光が、帯となって心地よく注いでいた。僕はぬるい風呂の水面に目を…

部屋に帰って乾杯し、酒を飲み、肉をくらい、つまみをつまんだ。唯一の誤算は氏家のショッピングモールで買ってきた刺身に醤油がついてなかったことだった。そして、残念なことにキッチンにも醤油が置いてなかった。僕はキッチンで刺身に塩を掛け、フライパ…

なにはともあれまずは風呂に入ることにした。露天風呂から敷地の外をのぞくと、下は奈落の底のようであった。人工の光が無い全くの暗闇でどこまでが地面でどこまでが地面じゃないのか分からないほどだった。ときたま遠くを乗用車の光りがすり抜けていった。…

矢板のゆず邸から、那須のリゾートマンションに向かうことになった僕らは車３台に分乗し、山間の県道を走っていたのだが、先頭のゆずさんの車が飛ばすこと飛ばすこと。 常時制限速度の＋３０キロから４０キロで走っていたと思う。田舎の道は交差点が少なく、…

氏家のセブンイレブンでゆず兄と合流した僕は、店内に入り雑誌を読み漁っていた。すると、東京１週間という雑誌にＡＫＢ４８特集があったのでそれを買おうと試みたが、やんカーに財布を置いてきてしまい、残念ながら残念一週間を購入することができなかった…

続き。